釣りポイントのゴミ調査

どうも!!ユウゴリアンです(=゚ω゚)ノ

遅れましたが、先月無事大学を卒業することが出来ました( *´艸`)
あっという間の4年間でした。
大学4年生では卒業論文を書いていくんですが、
私は「沖縄本島中南部の釣りポイントにおけるゴミの現状と釣り人の意識調査」というテーマの卒論を書きました。

というわけで、今回は卒論の結果について簡単に書いていこうかなと思います(*'▽')


調査は2019年3月~11月の間で、
宜野湾マリーナ、牧港川河口、与那原マリンタウン、安謝川、国場川、真泊漁港(久米島)の6ヶ所で調査行いました。
調査方法は、1時間一人でゴミを拾って、それを一般ゴミ(ペットボトルや空き缶など)、釣り・漁具ゴミ(釣り糸やエサの箱など)、破片・欠片ゴミ(発泡スチロール破片やプラスチックの破片など)の3種類に分別しデータにしました。
各調査場所で調査を3回行いました(=゚ω゚)ノ

それでは、結果を書いていきます。
まずはゴミの総数からです。


釣りポイントのゴミ調査


釣りポイントのゴミ調査



釣りポイントのゴミ調査


グラフを見てわかる通り、一般ゴミ(青)の割合が高くなっています。
一般ゴミは種類がかなり豊富で、釣り人以外の人も投棄することが原因だと考えられます。

一般ゴミで多かったのは、

釣りポイントのゴミ調査 
食品容器

釣りポイントのゴミ調査 
飲料用プラボトル


釣りポイントのゴミ調査
タバコの吸い殻でした。

釣り・漁具ゴミで多かったのは調査地ごとで違っていて、

釣りポイントのゴミ調査 
エサ箱・エサ袋(牧港川河口)

釣りポイントのゴミ調査
 
釣り糸(宜野湾マリーナ・与那原マリンタウン)

釣りポイントのゴミ調査
フロート・ブイ(久米島 真泊漁港)
となっていました。フロート・ブイは真泊漁港でのみ大量に回収できました。(第一回調査時に50個回収)

破片・欠片ゴミは
釣りポイントのゴミ調査
発泡スチロール破片が最も多くなっていました。

続いて、いくつかの調査地の結果を挙げていきます。


釣りポイントのゴミ調査
牧港川河口ではゴミ溜まりが出来ており、そこにゴミが集中していました。


釣りポイントのゴミ調査
↑ゴミ溜まり
ゴミの種類別にそれぞれ多かったのは、
一般ゴミ:食品容器、飲料缶、飲料用プラボトル
釣り・漁具ゴミ:エサ箱・エサ袋
破片・欠片ゴミ:ビニール片、発泡スチロール破片、プラスチック片
となっていました。



釣りポイントのゴミ調査
与那原マリンタウンでは3回の調査を通してタバコの吸い殻がかなり多く、一般ゴミのほとんどがタバコの吸い殻でした。
(第二回調査では152本回収しています)
飲料用プラボトルなどの目立つごみは少ないですが、タバコの吸い殻、釣り糸といった細かいゴミがかなり落ちていました。

釣りポイントのゴミ調査
↑ベンチの下にゴミが多く落ちていました。

ゴミの種類別にそれぞれ多かったのは、
一般ゴミ:タバコの吸い殻
釣り・漁具ゴミ:釣り糸
破片・欠片ゴミ:飲料用ガラス瓶破片
となっていました。



釣りポイントのゴミ調査 
国場川は漂着したゴミが多く、第二回調査時には台風接近の影響で漂着ゴミがかなり溜まっていました。


釣りポイントのゴミ調査
↑ゴミ溜まり

ゴミの種類別にそれぞれ多かったのは、
一般ゴミ:食品容器、飲料用プラボトル
釣り・漁具ゴミ:ほとんど無し
破片・欠片ゴミ:発泡スチロール破片
となっていました。
また、国場川はほとんどのゴミが漂着したもので、約90%が漂着ゴミでした。

上にあげたように、釣りポイントにはかなりの量のゴミが落ちています。
ゴミを減らすためにはゴミ拾いを行えば良いと思いますが、ゴミ拾いを行ってもゴミが減るのは一時的なもので、
完全になくなるものではありません。

私が調査を行っていたときもゴミが大きく減ることはなく、一定数もしくはゴミの量が増加していました。
やはり釣り場のゴミを減らすには、「ゴミをポイ捨てする人を減らす」いうことが大事だと改めてわかりました。
(私がゴミ拾いをしているそばでタバコをポイ捨てされるという悲しい出来事も起きました😰
 また、調査の結果では一般ゴミの割合が多いことからゴミを捨てているのは釣り人だけでなく、海を利用しているほかの人も含まれることが考えられます。
だからと言って、

「みんな捨ててるのに全部釣り人のせいにしやがって( `ー´)ノ」

と思うんじゃなくて、海を頻繁に利用している釣り人から率先して

「海を綺麗にしよう。ゴミは持ち帰ろう」

ということを心掛けて、釣り場を綺麗にする見本となるべきだと考えます。

私はあと10年先の沖縄の釣り事情を考えた時に、
「釣りができなくなるのが先か、魚が釣れなくなるのが先か」
という考えが浮かびます。

魚はいるのにごみ問題で釣り禁止になるなんて嫌ですよね(´;ω;`)
なので、みんなで協力して将来のために釣り場を残していきましょう。

このブログを見て、少しでも多くの人の意識が変わるといいなと思います。
現地調査の結果をざっと簡単に書きましたが、次回は沖縄県アングラーへ行った、釣りゴミ問題の意識についてのアンケート結果について書こうと思っています。

ではこの辺で(=゚ω゚)ノ







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